2017.4.23 善住寺住職「晋退山式」中興第13代目康照から第14代目弘純へと法灯継承

平成29年4月23日(日)


 中興第13代目住職・康照が退山し、第14代目住職・弘純が晋山いたしました。

 心配されていた天候も素晴らしい好天に恵まれ、澄み切った青空の下、善住寺責任役員田中要さんのお宅よりお練り行列が出発し、ご詠歌隊、お稚児さん、献花女性、御寺院方による大行列が光の道を紡ぎました。

 本堂内では、当山中興第十三世住職 康照による退山報告、現住職から新住職への法灯継承、次いで中興第十四世弘純の晋山報告と、厳かな儀式が粛々と執行されました。

  一つの時代の終わりと、新しい時代の幕開けです。

 それを境内あふれんばかりの大勢の檀信徒の皆様に見届けて頂き、歓喜の祝福を受けましたことは望外の喜びでありました。 

 善住寺住職「晋退山式」は忘れられない記憶として、我々の心に深く焼きつけられました。


 新住職の挨拶の時も申しあげましたが、「我らが善住寺」「善住寺ファミリー」として、善住寺を愛してくださる皆様とともに、この善住寺を守ってまいります。


 WE LOVE 善住寺。

善住寺を中心に、愛で繋がりましょう。




(当日の様子)

 朝6時30分過ぎ。 副住職・弘純が菩提親(出家するにあたり父親になってくれた人)である故・岡村操さんの元に向います。

 7時前に久斗山地区の岡村家に到着。今は亡きもう一人のお父さんのお位牌に向って、本日住職に晋山するという奉告の読経を捧げました。

早朝6時40分から8時にかけて、熊谷公民館にてお稚児さんの受付と着替えが行われました。

御詠歌隊、稚児が8時半までに準備を整えて集合します。

寺院方は責任役員・田中要さんのお宅に早朝8時に結集し、お練りの出発地とさせていただきました。

8時半、法会を執り仕切っていただいた会奉行の長楽寺様より法要内容の御披露がなされ、田中家の御仏壇に向い回向致します。

施主の田中ご夫妻よりご挨拶です。

8時40分 寺院方が外に出て行列に並びます。

8時45分 御詠歌隊の相互供養和讃の奉詠により、いよいよお練り行列のスタートです。

稚児たち70名と、そのご家族が後に続きます。

その後を献灯献花などをお供えする7名の若き娘さん方、そして寺院方が続きます。

最後尾に新住職と現住職が大傘をさしていただいて進みます。

大傘の二人は小豆島親子遍路に長年「子供お遍路さん」として参加してくれていた子たちです。
その二人が成人し、こうやって支えてくれる日がくるとは、まことに感無量でした。

大行列が紡ぐ光の道は、住職・新住職を御本尊・大日如来様の下まで届けてくれます。
空を覆っていた雲もどんどん開けていきました。


 山門をくぐり、善住寺に到着です。

献供女性たちによる献灯・献花、献茶、献餅、献香が御本尊様へお供えされます。

9時20分頃、職衆寺院は本堂内に入堂します。

稚児たちは阿弥陀堂前に進み、洒水を受けます。どうかあなたたち一人一人が大日如来そのものであることを、思い出しますように。

本堂内では、まず中興第十二世住職・康照の退山奉告です。

般若心経の経頭が、現住職としての最後のお勤めとなりました。

退山奉告が終わり、下礼盤します。

二人が対向して、いよいよ法灯の継承です。

中興第十二世住職・康照より中興第十三世住職・弘純に、「五胡杵(法具)」と「過去帳」が授受されました。

今度は今交代したばかりの新住職が登壇し、晋山奉告をします。

「こころの寺小屋・善住寺」を発信していくことを誓いました

そして、善住寺で30年ぶりに行われる大般若経会です。

新住職の第一巻の発声に続き、皆が大般若経六百巻の転読を一斉に行います。
寺院方全員の高らかな声が、辺り一面に響き渡りました。

最後に第六百巻の発声により、皆も一巻だけ残していた経典を転読し、全巻転読が成りました。

大般若の後、御本尊大日如来を始めとする諸仏の御真言を唱和いたします。

外の檀信徒の皆様が順次に焼香をされます。

御詠歌隊の皆様による「三宝和讃」の二部合唱も花を添えて下さいました。

新住職下礼盤。晋退山奉告法要の終了です。

司会の山本副会長の進行により、記念式典に入ります。

本山高野山より今まで住職として善住寺を支えてきた第十二世康照僧正に「名誉住職」の称号が贈られました。

本山高野山より、弘純僧正に「住職」の辞令が交付されました。

檀家一同を代表して川元護持会長より、退山記念に「感謝状」と「旅行券」とともに「長年お疲れ様でした。ゆっくりしてください。」との労いの言葉が贈られました。

但馬宗務支所長の新田僧正より祝辞。

会奉行様より祝電の披露。

退山住職の挨拶。

晋山住職の挨拶。泣きながらのご挨拶となりました。

 篤志寄付者の方々5名に感謝状を贈呈致しました。ありがとうございます。

 最後に外に出て、記念写真撮影と餅まきをして大盛り上がり。

こうして滞りなく大きな節目の行事を終えることができたその時には、空一面雲ひとつない青空が広がっていました。

 ↑ 寺族と献供女性の記念写真

 ↑ 稚児(一組)記念写真

 ↑ 稚児(二組)記念写真

 ↑ 寺院記念写真

 ↑ 御詠歌隊記念写真

 ↑ 家族・親族記念写真

  ↑ 檀徒総代、新旧寺世話役員 記念写真

 予定通り11時30分までに終了でき、シャトルバスも余裕をもって出発。 ピストン運行のバスを待つ時間にのんびりとした気持ちで余韻を楽しむことができました。

 

 

 

 

 午前中の善住寺における「晋退山式」を無事に終え、午後からは場所を移し、湯村温泉「井づつや」にて「晋退山披露宴」が行われました。

 13時開宴です

 これもまた170名という大勢の皆様が参加し、お祝いしてくださいました。

 ↑ 善住寺護持会長・川元勝利より皆様へご挨拶を申し上げました。

 ↑ 来賓として、香住檀信徒協議会会長である香住鶴社長・福本芳夫様にお越しいただき、ご祝辞を賜りました。

 ↑ 同じ香住結衆で日頃よりお世話になっております大乗寺様より乾杯の御発声をいただきました。

新住職より謝辞を申しあげました。


3時30分 お披楽喜です。


最高の日になりました。

きっといつまでも忘れません。

                            感謝☆

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